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田木さん

歯科技工士 課長代理 2008年入社

【社員インタビュー】「食べる喜び」を支える義歯製作へのこだわりと、共に創るラボの未来

伊藤晃子

入社の経緯を教えてください。

以前は矯正歯科専門のラボに勤務していましたが、完全歩合制で残業も多く、将来の働き方に不安を感じていました。専門学校時代は義歯を中心に学んでいたため、もう一度原点に立ち返り、腰を据えて義歯製作に取り組みたいと考えていたときに出会ったのがNSデンタルプラザです。

入社した2008年5月は、会社が立ち上がるタイミングでした。完成された組織に入るよりも、ゼロから一緒に会社をつくる環境の方が自分にも合っていると感じたことが決め手です。設備も十分に整っていないところから、仲間と試行錯誤しながらラボを形にしてきた経験は、大きな自信になっています。

現在の役割を教えてください。

私は義歯製作のリーダーを務めておりまして、朝は各訪問診療拠点から届く技工物の仕分けから始まります。全体の仕事量を把握し、模型作りなどの準備を整えたうえで、スタッフ一人ひとりのスキルや得意分野に応じて仕事を割り振ります。

当社は工程ごとの分業制で、品質と効率の両立を意識しています。午後は私自身も現場に入り、クラスプ(バネ)の製作や人工歯の配列、仕上げまでを担当しています。

訪問歯科に特化したラボならではのやりがいは何ですか。

訪問歯科では、患者様が口を大きく開けられなかったり、意思疎通が難しかったりと、教科書通りにはいかない症例が少なくありません。印象が不鮮明な場合もありますが、歯科医師と密に連携し、現場の状況を想像しながら工夫して形にしていくことに、この仕事ならではの面白さがあります。

義歯をセットした後に「調整なしでぴったり入った」と連絡をいただいたときは、大きな安心感があります。訪問診療ではその場で細かな調整が難しいため、一度で適合することは、歯科医師にとって頼れるパートナーになれている証でもあります。私たちの義歯が、患者様やご家族の「食べる喜び」につながっていることが、日々の励みです。

職場の雰囲気やラボの今後をどうお考えですか?

職場は穏やかで落ち着いた雰囲気です。分業制をとっているため、自分の担当するパートは責任をもって完成させる一方で、 前後の工程を担当する人が作業しやすいよう、互いに配慮しながら仕事をつないでいます。

現在はデジタル室を設け、3Dプリンターなどの設備を導入しています。手作業の良さを残しながら、デジタルによる品質の安定性や効率性を取り入れる、ハイブリッドな製作体制を構築しているところです。今後は義歯分野でのデジタル活用をさらに進め、品質向上と業務効率化につなげていきたいと考えています。

これから働く方へメッセージをお願いします。

当社はグループ専属のラボで、需要の高い訪問歯科を中心に、安定した環境で技術を磨けます。外部営業のプレッシャーもなく、ものづくりに集中できる点も特徴です。

経験豊富な技工士による教育やサポートがあり、アナログ技術を深めたい方にも、デジタル技術に挑戦したい方にも学びがあります。穏やかな仲間と技術を受け継ぎながら、これからのラボを一緒につくっていける方をお待ちしています。